慢性副鼻腔炎(蓄膿症)による顔の痛み  30才女性

当院へはわたくしの奥様の紹介で来られました。前にいた治療院のスタッフで鼻がつまって顔が痛いといわれた先生がいて、治療したお話をしていたからです。

もともとアレルギー体質のこちらの患者様、一か月前に出産をしてから体力が落ち、持病の鼻炎が悪化して副鼻腔炎(蓄膿症)にまでなってしまったようです。 耳鼻科に行って抗生物質や痛みどめをもらったそうですが、いっこうに効かず困っていたそうです。 


そこで当院では

●頭に2点、

●その他首や肘や足首などに4点ツボ

に体がホカホカ温まるお灸をしました。ほとんどの患者様がお灸をした時点で鼻が通ってきて、それから顔の痛みが薄らいでいきます。 


当院では副鼻腔炎(蓄膿症)による顔の痛みの治療は


●わたし(鍼灸師)によるお灸、

●自宅でのご自身でしていただくお灸、

●漢方薬の併用でかなり短期間で痛みが取れてまいります。  


この患者様は翌日鼻をかんだら、ビックリするくらい粘っこい鼻水の親玉のような塊が出て、鼻がかなりすっきりしたそうです。 

その後もこんなに出るのか驚くほどたくさん出てきたそうです。 2度の私によるお灸とご自宅での4~5日のお灸、4日分の漢方薬でほぼ気にならないくらいになり、とても満足していただきました。  


急性の副鼻腔炎では抗生物質で治癒することもあるようですが、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)にまでなると、抗生物質の届かないところまで細菌が浸潤してしまうケースが出てきて、今回のようなケースに発展するようです。