しゃっくりは誰でも経験したことがあると思いますが、一日中止まらなくて、寝不足にあってしまうほど重度のしゃっくりもあります。 私が経験した方は脳卒中後遺症の患者様でした。日中から夜間までしゃっくりが出だしたらずっと止まらなくなって、かなり寝不足だそうです。私が施術した日も今にも出そうだと言われていました。その他の症状の治療がメインとなっていますので、短時間でできる方法として、筋膜治療の反応点に軽度の刺激を加え、本人とご家族に再発しそうになったときの対処法を教え、それでも治らない時はいい漢方薬がある旨をお伝えしてその日の治療を終えました。翌週、翌々週と施術にお伺いした際あれから一度もしゃっくりが出ていないとお聞きしました。 以前脳卒中で入院中の時は一度出だしたら毎日毎日しゃっくりがでてかなり苦労されたそうです。 今回は簡単なツボ押しで緩和したので大変喜ばれていました。
先ほどもふれましたが、ツボ療法の効果が薄い場合は漢方薬が大変効果的です。
一つは筋肉の痙攣を止める芍薬甘草湯です。普段はこむら返りや筋肉のひきつり(痙攣)に使う処方ですが、しゃっくり=横隔膜の痙攣ですのでこういう使い方もあるんですね。
また、それでも効きが悪かった場合は柿蒂湯(していとう)を飲んでみてください。これを飲んだらもう安心です!